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掛売りの意味とは?メリット・デメリットを事例から紹介

効率的な取引の仕組みとして多くの企業間取引で採用されている「掛売り」。しかし、掛売りには高い利便性がある一方、事業運営上のリスクとなり得るデメリットも存在します。

本記事では、掛売りの意味から身近な利用事例、メリット・デメリットまでを解説。掛売りのデメリットを解決する選択肢となる「請求業務代行サービス」と、その導入事例も紹介していきます。

目次
  1. 掛売りの意味とは
  2. 掛売りの事例
  3. 掛売りのメリット
  4. 掛売りのデメリット
  5. 掛売りのデメリットを解決する方法
  6. まとめ

掛売りの意味とは

掛売りとは、企業間取引などで行われる、後払いの支払いシステムです。これは単なる口約束(ツケ払い)ではなく、あくまでも契約にもとづく取引で、簿記上の仕分けでは「売掛金」に該当します。

掛売りの事例

掛売りはどのように行われているのか、具体的な事例から紹介していきます。

  • 企業間での金銭のやりとり
  • クレジットカードでの支払い

企業間での金銭のやりとり

掛売りは、企業間での金銭のやりとりにて主に採用されています。

1、自社が商品やサービスを提供して請求書を発行
2、請求書を受け取った取引先が期限内に振込

こうしたやりとりも掛売りに該当します。

なお、掛売りが実施されるのは企業間だけではありません。たとえば、取引先がフリーランスなど個人の場合では、企業と個人間での掛売りとなります。

クレジットカードでの支払い

私たちはプライベートな買い物でも、無意識に掛売りの仕組みを利用しています。そのわかりやすい例がクレジットカードによる支払いです。

利用者とクレジットカード会社が契約を結び、お店がクレジットカード加盟店となることで、利用者とお店間の「後払い」が可能となります。お店は先に商品やサービスを提供し、後にクレジットカード会社を通じてショッピング代金を受け取るのです。

掛売りのメリット

企業が掛売りを利用するメリットには、次の2点が挙げられます。

  • 一度にまとめて請求できる
  • 大きな金額の取引がしやすい

一度にまとめて請求できる

掛売りを利用しない取引の場合、取引を重ねるにつれて書類発行等の手間が増えていきます。一方、掛け売りを利用した取引では、ある期間の取引をまとめて請求することが可能です。

書類発行の手間のみならず、振込や入金確認の回数削減にもつながるため、業務効率化にも貢献します。

大きな金額の取引がしやすい

掛売りを利用しない取引の場合、取引は手元の資金の範囲内でしか行えません。一方、掛売りの場合は後払いとなるため、仕入れ段階で資金がなくても取引ができ、手元の資金以上の取引が可能になります。

掛売りのデメリット

掛売りでの取引には多くのメリットがある反面、注意しなければならない点もあります。

  • 与信管理が発生する
  • 予定通りに支払われないことがある
  • 毎月の請求業務が負担になる

与信管理が発生する

掛売りにて取引をする場合には、与信管理の業務が発生します。与信管理とは、取引先の信用を測る管理業務です。与信管理を行うことで、貸し倒れや支払いの遅延といったリスクを軽減することができます。

与信管理には、ある程度厳しい審査基準を設定する必要がありますが、厳しすぎる審査基準は円滑な取引にとってマイナス要素となります。貸し倒れや支払いの遅延といったリスクをコントロールしつつ、円滑な取引を推進するために割かれる業務工数は、掛売りのデメリットのひとつといえるでしょう。

関連記事与信管理の方法~与信承認から事後管理までの手順マニュアルと重要性

予定通りに支払われないことがある

支払いの遅延や貸し倒れは、掛売りにおける最大のリスクです。企業間における掛売りは、正式な契約にもとづいた取引ですが、究極的には「取引先との信頼関係で成り立つ仕組み」です。取引先の予期せぬ業績悪化といったリスクは常に存在するため、支払いが期日通りに必ず行われる保証はありません。

なお、支払いの遅延や貸し倒れが発生した場合には、売掛金の回収業務を余儀なくされるため、円滑な業務の妨げとなるおそれも出てきます。

毎月の請求業務が負担になる

一定期間の取引をまとめて処理することができる点は、掛売りの大きなメリットです。ただし取引をまとめる際には、計上漏れに細心の注意を払う必要があります。特に取引先が多く、まとめるべき取引数が膨大な場合には、締めの時期に業務がひっ迫することもあります。

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掛売りのデメリットを解決する方法

これまで見てきたように、掛売りにはメリットだけでなく、デメリットもあります。そこで、さまざまな懸念事項を解決する有効な選択肢である「請求業務の代行サービス」に目を向けてみましょう。請求業務の代行サービスは、請求書の発行はもちろんのこと、与信管理、代金回収なども代行し、スムーズな事業運営をサポートします。

なお、Paidは取引先の未払いに対して「100%の支払い」を保証。掛売りにおける最大の懸念であった、未払いリスクへの万全の対策を提供しています。

関連記事請求業務を効率化する方法~請求書処理をサポートするサービス

請求業務を代行するPaid導入事例

請求業務を代行する、BtoB掛売り決済サービス・Paidを導入した事例をご紹介します。

導入企業 株式会社キャンドゥ
業種 アパレル・雑貨

Paid導入前の課題

100円ショップ「Can★Do」を運営する株式会社キャンドゥは、全国に店舗数を拡大するとともに、ネットショップの整備も強みとなっています。しかし、当初ネットショップは後払いに対応しておらず、一部のお客様との取引機会が失われるという問題がありました。

Paid導入後の効果

Paidを導入し後払いに対応したことで、取引先も拡大。現金、クレジットカード、後払いと、決算方法が充実したため、機会損失が減少。売上の増加につながりました。

関連記事業務負担なく後払いに対応し売上が拡大~株式会社キャンドゥの導入事例

導入企業 株式会社ユメックス商事
業種 アパレル・雑貨

Paid導入前の課題

新規取引先は与信審査が通りにくく、後払いができず失注するケースがありました。また、新規で前払いだと客単価が低いという課題に直面していました。

Paid導入後の効果

Paidの導入によって、取引先の未払いに対する「100%の支払い保証」を得たことで失注がなくなり、取引先が拡大。前払いからPaidに切り替えて客単価がUPしました。

関連記事既存のお客様をPaidに切り替えて取引金額が2倍に~株式会社ユメックス商事の導入事例

導入企業 クービック株式会社
業種 WEBサービス

Paid導入前の課題

クラウド型予約システム・クービックとサロン直前予約サービス・ポップコーンの2つのサービスを展開するクービック株式会社は、請求書払いの要望が多いにもかかわらず、人的リソースの不足から対応できていない状況でした。クレジットカード決済だけでは営業がままならないケースもあり、取引機会が失われることが問題視されていました。

Paid導入後の効果

Paidの導入により、展開する2つのサービスが後払いに対応。新たな販路の獲得にもつながり、契約数と売上の増加を実現しました。さらに、膨大な請求業務をPaidがカバーすることにより、経理スタッフ1人で請求業務を完結しています。

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まとめ

請求業務の手間を削減でき、大きな金額での取引も可能とする掛売り。そのメリットを活かし事業を成長させていくために、未回収リスクやリソースを圧迫する業務工数といったデメリットに早めに対策するべきです。

Paidは、多くの企業で利用されているBtoB掛売り決済サービスです。与信管理、請求書発行、督促までをカバーし、取引先の未払いに対しては100%の支払い保証を提供しています。未回収リスクを低減し請求業務の効率化を図るべく、ぜひ導入をご検討ください。

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