- カード決済だと複数事業部がある場合、お客様の経理業務が煩雑に
- カード情報と弊社保有の利用データが紐づけできずお客様が管理しにくい
- BtoBに見合った与信枠が付与されない
- 請求が本社に一本化されるためお客様の経理業務を効率化
- 専用カード運用によってお客様と社用車の情報を紐づけでき、管理が楽に
- 十分に使っていただける与信限度枠が設定できる
カー用品販売・整備サービスのフランチャイズチェーンを運営
サービス内容を教えてください。
弊社は、オートバックスグループ店舗のフランチャイズ本部として、日本国内および海外の一部において、カー用品の卸売および小売、車検・整備をはじめとするメンテナンスサービスを行う「オートバックス」を運営しています。
オートバックスグループの店舗を全国展開することにより獲得したノウハウや人材を活かして、オリジナルブランドの開発や、ディーラー・BtoB・オンラインアライアンスなどの事業も幅広く展開しています。
2023年3月時点で国内588店舗、海外のオートバックスグループ店舗は2023年5月時点で81店舗を展開しています。
企業の信頼度とサービスの完成度でPaidを選びました
法人会員制度の決済方法としてPaidを導入いただいていますが、決済代行を検討した背景には、どのような課題があったのでしょうか?
今まで法人様の決済には専用クレジットカードでの支払いか、現金払いのいずれかをご選択していただいておりましたが、法人様の利便性をさらに向上させたいという思いがありました。例えば全国に事業所を構えている法人様の場合、事業所と本社で請求書のやり取りが発生してしまいますが、本社に一括で請求できればこうした業務の効率化につながります。
またクレジットカードの場合、申込時にご利用者様の情報を登録する煩雑さや年会費のコスト負担に加え、発行枚数に上限が設定されることや、社員の方にクレジットカードを渡すこと自体がリスクとなるのも課題です。さらにメンテナンスをご依頼いただく際には、高額な取引になることもありますが、クレジットカード会社の与信は会社に対してではなく経営者様に対して供与することが多いため、複数の車両を有している法人様の場合だと限度額が足りなくなってしまうこともあります。
法人会員制度は、法人のお客様にご活用いただけることを主眼に構築したシステムですが、もともとオートバックス事業が消費者向けだったこともあり、法人のお客様を前提とした決済方法が用意できていませんでした。法人利用を強化するには、やはり請求書払いの導入が必要だと考え、決済代行サービスを検討することにしました。
Paidの導入に至った決め手は何だったのでしょうか。
サービスを提供する貴社の信頼度が高い点や、サービスパッケージの完成度が高く、導入しやすかった点が決め手になりました。
Paidであれば、法人会員カードの発行からお客様が利用を開始するまでスピードが速く、増加を想定していた個人事業主の方の与信管理もしていただけるため、リスクなく取引が行えます。
また、すでに店舗チャネルでPOSと連動した企業の利用実績があったことなども含めて、総合的に判断し、Paidの導入を決めました。
貴社のような大手企業様が決済代行サービスを選定される上で、重視しているポイントはありますか。
サービス自体の使いやすさやユーザビリティの高さ、実績や事業の規模感、利用することで生まれるシナジー効果を特に重視して、サービスの選定を行いました。
また、Paidというサービスの前に、貴社の事業規模や会社の健全性、またそれを加味したうえで実績も見させていただき、安心して長くお付き合いができると判断しました。
専用カードで店舗での掛売り決済を可能に
今回貴社特有の取り組みとして、店舗でのPaid決済ができるように専用のカードを作っていただいています。具体的な運用について教えてください。
まず、弊社の法人会員制度の専用サイトから加入申し込みをしていただきます。そこに入力いただいた情報がPaidに送信され、Paidの審査に進みます。
審査が完了した後は、お客様自身で専用サイトから法人会員カードの発行申請や車検証のアップロードをしていただきます。そして弊社での確認手続き等が完了次第、お客様に法人会員カードを発行・郵送いたします。
カードが届きましたら店頭での決済が可能になりますので、近隣のオートバックス店舗で購入時にカードをご提示いただき、レジで精算する流れとなります。
もともと店舗での決済を前提にされていましたが、開発にあたって問題などはありませんでしたか。
POSを含む既存システムとの連携がスムーズに行えるかが当初の懸念事項でしたが、必要とするAPIが提供されていましたので、おおよそスムーズに行えました。当社の既存システムが個人のお客様の利用を前提とした作りでしたので、法人様用に新規構築するシステムと既存システムとの連携部分について少し開発に時間をかけた部分はあります。
利用してみて感じているメリットを教えてください。
与信管理から請求・代金の回収まで一括で代行いただけることにより、管理業務を軽減できたことがメリットです。今後どれだけ事業が拡大したとしても、専任で担当を付けるほどにはならないと思いますし、作業に関わる人数を最小限にできると思われます。
また与信審査の迅速さにも満足しています。申し込みから弊社カードの発行までのリードタイムはお客様に依存しますが、与信審査の通過時間が十分に早いので、弊社カードの発行までスムーズに行えています。与信限度額も十分にご利用いただける枠が設定されているので、お客様にとっても魅力になっていると思います。
Paidを店頭でご利用いただけていることが評価の証
導入の効果はいかがでしょうか。
請求が本社に一本化されることで経理業務が効率化されるなど、ご利用いただく企業様の利便性向上に寄与できていると思いますので、今後の事業拡大に期待しています。直接、お客様の声を聞く機会が少ない状況ではありますが、実際に店頭でご利用いただけていることが評価の証であり、十分にご満足いただけているものと考えています。
またクレジットカードでは、情報の管理・発行はすべてカード会社様が行っているため、弊社が保持している顧客データとの紐づけが難しく、お客様が車両単位での購買やメンテナンスの管理がしにくい状態でした。
Paid導入後はカードの発行や情報の管理まですべて弊社主体で行えるようになったので、お客様と所有車の紐付けができるようになり、管理のしやすさという点でもお客様の利便性が高くなっていると思います。
さらにPaidを導入したことで我々が一つ売りにできているのが、最初に申し上げた管理者側が社員にクレジットカードを渡すリスクを解消できるという点です。専売にしているオートバックスの店舗でしか使えないというのがデメリットにも見えるのですが、企業側からするとそこがメリットに代わっていると感じています。
法人会員制度の拡大によって、より多くの企業様の発展に貢献したい
今後のビジネスの展望を教えてください。
法人会員制度の展開を強化し、加盟企業数・車両登録台数を拡大促進していくのが一番の目標です。そのためにPaid決済のWebチャネル展開などを含むサービス強化によって、顧客の利便性向上を図っていきたいと考えています。
弊社のサービスをご利用いただくことで、法人の決済に関する業務の効率化やリスク回避をとおして、少しでも法人のお客様のご発展に寄与できれば嬉しく思います。
会社名 | 株式会社オートバックスセブン |
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住所 | 〒104-0055 東京都江東区豊洲5丁目6番52号 |
事業内容 | カー用品の卸売および小売、車検・整備、車買取・販売、板金・塗装など |
URL | https://www.autobacs.co.jp/ja/index.html |
担当者名 | フリート事業推進部・フリートビジネス課 武村 大吾 様 |