- 請求書作成ソフトを使った請求書発行が手間
- 未入金時の回収業務に時間がかかっていた
- 回収漏れがあることでキャッシュフローが不安定に
- 請求書発行にかかる時間が2日から半日に短縮
- 回収にかかる業務をまるごと削減
- 代金が100%保証されることでキャッシュフローが安定
人がやるからこそ意味がある。人を介するコミュニケーションを効率化
貴社のサービス内容について教えてください。
カーディーラーのような高単価の商材を扱う店舗向けに、スタッフの方とお客様のコミュニケーションを支えるチャットアプリ「coco」を提供しています。例えば車を購入するときには、EC上で購入ボタンを押すように簡単に買えるわけではありません。選ぶ段階から担当の営業がついて、車の選定から購入時の書類手続き、カスタマイズの内容確認など、納車プロジェクトと言っていいほど様々なステップを踏む必要があります。その都度発生するお客様とのコミュニケーションを効率化するためのチャットアプリです。
チャットアプリというと、通常専用のアプリをお客様と店舗の双方が導入する必要があるものが多く、お客様にツールを導入する手間をかけさせてしまいます。cocoでは、お客様はLINEやEメール、ショートメールなど自分の好きなチャネルで店舗とやりとりができ、店舗はそれを1つのツールで管理できるというのが特徴です。
競合となるサービスはありますか。
LINEの運用支援ツールのようなサービスはかなり増えてきていますし、店舗向けのツールという軸ではMEO対策をするGoogle MAPなども競合になり得ます。しかしcocoは人力の接客に特化したサービスなので、「自動化する」という機能がありません。自動化すると人が介する意味がなくなってしまいます。
他社が人力の作業をいかになくすかに着目しているとしたら、弊社は人力の作業をいかに効果的に行うかがそれにあたります。人がやるからこその意味があるコミュニケーションを軸にしているという点で、考え方が大きく違っています。
料金だけでなく回収までのコストを考えてPaidを選択
Paidの導入を検討したきっかけを教えてください。
もともと自社で銀行振込に対応していましたが、バックオフィス担当も1名しかいない中で、50件ほどの取引先に対して請求書作成ソフトを使って1枚ずつ請求書を発行して送付して、という作業に非常に手間がかかっていました。
また未入金も毎月5~10件発生しており、架電をして請求書を再発行したり、場合によっては現状の入金の状況をメールで連絡したりと、回収業務にもかなりの時間を取られているが課題でした。
そこで請求業務を効率化できるような代行サービスを探すことにしたのですが、ちょうどそのタイミングで株主の方からPaidのスタートアップ向けプランを紹介いただき、検討することにしました。
Paidの導入に至った決め手は何でしたか。
Paidのような代行サービスと、引き続き請求書作成ソフトのリプレイスも検討していました。単純にサービ利用料だけを比較するのではなく、請求業務にかかる人件費や回収にかかっているコストを比較したときに、料金が高くてもPaidの方が全体のコストを削減できる計算になり、Paidに決めました。
スタートアップ向けの特別プランがあったのも導入の後押しになりました。
キャッシュフローが安定したのも大きなメリット
実際にPaidを導入してみていかがですか。
毎月発生していた回収業務がすべてなくなりましたし、請求書の発行に関しても今までは2日ほどかかっていたのが、初回の取引先の登録とCSVの内容を確認して受注登録するだけでよくなったので、半日以内で終わるようになっています。
業務の効率化以外でもメリットになっている部分はありますか。
店舗は倒産リスクが比較的高い業種だと思いますが、今までは与信審査も実施していなかったので、Paidで与信審査をしてもらえる点や保証がある点は、未回収リスクに対する心理的負担の軽減にもつながっています。
また未入金がなくなって、キャッシュフローが安定したというのも大きなメリットです。スタートアップは「ランウェイ(キャッシュ不足になるまでの残りの期間)」というのを毎月投資家に報告しないといけないのですが、そのランウェイが非常に長くなりました。例えば月に100万あるだけでランウェイは何ヵ月も変わってくるのですが、代金が100%保証されるだけでこんなに変わるんだなと。そこではじめて今まで回収漏れがかなり多かったということにも気が付きました。
投資家だけでなく、社員に対しても入金、出金、残高といった数字をレポーティングして毎月開示しているので、社員にとっても安心感は強くなっていると思います。
バックオフィスの負担を気にせず法人営業を強化できる
その他気に入っている点があれば教えてください。
管理画面がシンプルで分かりやすいので、効率的に登録作業を行えています。バックオフィスのサポートが1名増えたので、その方向けに社内マニュアルを作ったのですが、非常に作りやすかったです。不明点があった場合は問い合わせをさせていただいていますが、いつも迅速に回答いただけているので助かっています。
最後に、今後の展望を教えてください。
今はいろいろな業種の方に使っていただいていますが、やはり車を扱う業種が多いので、そこの幅を広げていきたいと考えています。また新機能を追加して上位プランを用意するなどで、客単価も上げていくのが目標です。
最近では営業をかける法人の規模も大きくしています。今までは個人店のような店舗が多かったので、クレジットカード決済でも良かったのですが、ある程度規模のある会社だとクレジットカード決済ができないところも多いです。請求書払いが増えるとなるとオペレーションの負担も増えますが、今はPaidがあるのでそこを気にせず営業できているのは、間接的に営業のしやすさにつながっていると感じています。
会社名 | 株式会社coco |
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住所 | 〒150-0044 東京都渋谷区円山町5番5号 Navi渋谷V 3階 |
事業内容 | 店舗向けの口コミ獲得支援を中心とした、オンライン集客プラットホーム「coco」の運営 |
URL | https://lp.cocoreview.com/ |
担当者名 | 代表取締役 高橋 俊介 様 |